こむら返りの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
震災後、ガレキの運搬作業をしています、夜になると急にふくらはぎや太ももの筋肉が痙攣し、縮んだまま痛み、冷や汗が出るほど、痛む事もあります。
毎日、足を揉んでもらい何とか仕事を続けていますが、我慢も限界で漢方相談しました。
中医学では、筋肉への栄養を運ぶ血液の流れを調整している臓器は「肝」と考えます。仕事で体を動かしている昼は、肝から血液が手足の筋肉に運ばれます。反対に、夜になると手足から「肝」に血液が戻り、充電作業が行われ毎朝、元気な一日が始まります。
マラソンでは足がつる光景をよく見ますが、筋繊維が損傷されて筋肉への栄養が足りない事で痙攣や痛みが起きます。
中医学では、こむら返りの原因を、血液を管理する「肝」にあると昔から考えて来ました、この様に肝の血液(栄養)の供給不足を肝血虚(かんけっきょ)と言います。
すばやく痙攣や痛みを改善する漢方薬(標治)と肝血虚を改善する漢方薬(本治)と食養生を提案しました。
再来され、こむら返りも何とか治まり、安心しましたと喜んで頂きました。
痙攣や痛みを改善する漢方薬(標治)とは、西洋医学の対象療法の様な治療法で、肝血虚を改善する漢方薬(本治)とは、こむら返りを再発しない根本療法です。
さらに肝血液を補う食養生や温泉で休養する事をお勧めします。
TEL:0226-27-2108
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